自然災害の最近のブログ記事

歴史のページをめくると、自然災害(地震、火山噴火、干ばつ、洪水、気温低下による不作、伝染病の蔓延 etc.)と社会変動の間に密接な関係があるように見えます。
食料不足になったらどうするか? 食料のあるところに大挙して移動したり、略奪したり、それでもなければ殺し合いをしてきたのが、日本に限らず、世界の歴史である。
今回も同じような道をたどるだろう。
その場合、食料を作る農民、槍や武器を持つ戦闘集団、食料を売買する商人、武器を売買する武器商人、槍や武器を作る職人。自分勝手なルールを決める権力者。だれが有利なのだろうか?
一見、武器商人だと思うが、残念ながらそうではない。
ジンギスカンや織田信長の興隆を見る限り、戦闘集団の中でも新しい戦い方を考案し、訓練し、精鋭化した集団が世の中を支配し、勝利者となっている。

読者の皆さんは、農民になって殺されたり搾取されたりするのを望むか?
そうでないのなら、新しい時代にふさわしい戦闘集団に参加するのがよかろう。

 

本コラムは、【連山】に 2007年01月22日に投稿したコラムです。

 

【旧連山コラム】天候の悪化が社会を乱す
橘みゆき 2007年01月22日

 

The Day After Tomorrow

2004年、デイ・アフター・トゥモロー(The Day After Tomorrow) の映画が日本で上映されました。
この映画は大ヒットしました。
ぜひDVDを購入するなり、レンタルして見ていただきたい映画の1つです。/p>

温暖化が進んだためメキシコ湾流が止まり、世界中の天候が急速に悪化し、地球規模の巨大な嵐が発生した。
この嵐が去るまでの間(映画では1週間程度)、アメリカでは北から南へ大勢の人が避難していった。
環境学者の主人公はNYに留まった息子を救出するために北に向かったというお話なのですが、内容の詳細は 公式ページ を見てください。

この映画は、あまりに現実離れしているのですが、2003年10月に米国国防総省により発表された「急激な気候変動シナリオとそれがアメリカの国家安全保障に与える影響」というレポートを基にして作られています。

温暖化といえば、海水面が上昇により、海岸沿いの都市や南太平洋の島が水没したり、砂漠の拡大といった漠然としたイメージで捉えていた私にとって、この映画で示す未来シナリオは予想の範囲を超えていました。
環境悪化による影響は食料自給率の低い日本を直撃します。

 

メキシコ湾流が欧州を暖めている

世界地図をみると、南欧で温暖なローマは北緯40度付近にあります。
日本ではちょうど雪国の秋田になります。 秋田と同じ位の気温というイメージだと、北緯50度を超えているロンドンやアムステルダムあたりになるのではないでしょうか。
暖流であるメキシコ湾流が欧州、イギリス、北欧を超えて北極圏を暖めています。
そのため、欧州は高緯度の割には寒くないという説明を地理の先生が言っていました。

欧州での食料生産可能な環境を支えているのがメキシコ湾流なのです。
一方、日本の場合はどうかというと、オホーツク海から寒流の親潮が南下していますので、寒くなってしまいます。
ヤマセが吹くようになると冷害が起こり、米不足となります。

 

天候の悪化が社会を乱す大きな要因である

天候の悪化と社会の混乱

 

食料不足が長期化すると社会の混乱は避けられません。
フランス革命の原因の1つに食料不足による市民の暴動が上げられます。
ちょうど前後して日本では天明の大飢饉が発生しています。
日本では岩木山と浅間山が噴火し、アイスランドではラキ火山が噴火。
噴火による火山ガスによる影響で、北半球はちょうど霧に包まれた状態となり、気温は下がり、冷害をもたらしました。

 

フランス革命と天明の大飢饉

 

社会が混乱する時、先立って自然災害が発生しています。
1年程度なら備蓄した食料や燃料で食いつなげますが、寒冷化や乾燥化が長期化した場合、飢えて死ぬか、故郷を捨てて暖かい場所へ移動するか、どちらか選ばなければなりません。
支那の歴史を見ると、北の部族が武力で南に何度も攻めています。

 

生き残りをかけた争い

温暖化のシナリオでは、日本をはじめ東アジアや東南アジアのモンスーン地域は、洪水が多発するほど雨がよく降りますが、ユーラシア大陸の内陸部では乾燥化が進み、砂漠が広がると予想されています。
従来の温暖化シナリオでも寒冷化のシナリオでも北米大陸は食料が減産となりますから、自国民を食べさせるのが精一杯でとても日本に輸出する量が確保できなくなります。
そうすると、日本の食料自給率が4割程度なので、多少増産が可能になったとしても1億2千万人もの人を養うことができません。
江戸時代水準の3千万人程度でしょう。また、大陸から日本列島に大挙して民族大移動も起こるでしょう。
ただでさえ少ない食料を奪い合う事態となり、日本各地で暴動が発生するのは避けられません。
多くの日本人が飢えて死ぬか、食べるために外国へ移動するしかありません。
SF映画に出てくるようなゼリー状のもので栄養が補給できるようになれば話は別ですが、そういう状況だと食事は味気ないですね。

 

生き残りをかけた食料・水・燃料・資源の争い

 

橘みゆき 拝

Neo-Generation.NETへ再掲載:2009/05/30 橘みゆき 拝

【関連記事】
 天地球寒冷化に関するペンタゴンレポート・1(執筆:原 亨) 2007年01月22日のコラム
 デイ・アフター・トゥモロー(公式HP)

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2月27日のチリ地震(M8.8)を見て、自分達は津波が来た程度でよかったと思っているあなた! 明日はわが身かもしれませんよ。
東京湾北岸を震源とする元禄地震と同じ規模の首都圏直下地震(M7.3)が発生した場合、超甘い予測(火災旋風やLPGタンク連鎖爆発を考慮していない)ですら、想定被害額は100兆円を超えます。
これは日本の国家予算を超えており、財政危機に瀕している日本にとって、とどめの一発となります。

さらに、30年以内に発生することが70%と想定されている東海沖地震の場合、浜岡原発に深刻な被害を与え、原子炉のメルトダウンやプルトニウムの拡散など、首都圏一帯を放射能汚染する可能性だってあります。
その場合、世界一広大な自然保護区ができますから、首都圏に住む人のその後の人生を無視すれば、人類にとって良いのかもしれません。
もっとも、日本のどこにでも地震というものは起こりますし、原発も日本全国にくまなくありますので、日本にいる限り、安全な土地はありません。

そんなわけで、旧連山コラムの再掲載です。

 

本コラムは、【連山】に 2007年01月14日に投稿したコラムです。

 

【旧連山コラム】首都直下地震の被害は100兆円
橘みゆき 2007年01月14日

 

日本は地震大国

2007年01月13日、千島列島沖で M7.2の地震が発生しました。
この地震は、2006年11月15日に発生した千島列島沖地震 (M7.9)の余震となります。
2006年12月26日に発生した台湾南部地震(M6.7)では海底ケーブルが切断され、支那や東南アジアで通信しにくい状態となりました。

インターネットは災害に強いという触れ込みですが、通信が集中する海底ケーブルが何本も切れるという事態が起こると、通信速度が落ちたり、不安定になります。
ネットワーク社会は災害に弱いものだという認識をしておいた方が良いでしょう。

日本列島近辺は地震が発生しやすい地域の1つで、地球全体の1割も発生しています。
大きな被害をもたらした地震をいくつか列挙すると以下のとおりです。

●1923年09月01日 大正関東地震 - M 7.9
死者10万5000人以上(日本災害史上最大)。
被害総額:55億円(当時のGDPの4割以上)当時の国家予算(15億円)の3年分以上

●1995年01月17日 兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災、阪神大震災) - M 7.3
兵庫県南部で最大震度:7、死者6,434人、当初は最大震度6だったが、実地検分により 7に修正された。
被害総額:約10兆円(GDPの2%程度)

●2004年10月23日 新潟県中越地震(新潟県中越大震災) - 本震は M 6.8
新潟県中越地方で最大震度:7、死者67人。震度6弱以上の余震を4回観測。被害総額:約3兆円

●2004年12月26日 スマトラ島沖地震 - M 9.3
インド洋周辺諸国の海岸地域に大規模な津波被害をもたらした。
死者・行方不明者は約30万人。被害総額:約10億ドル

 

一極集中が進む東京

●2005年07月23日、千葉県北西部でM6.0の地震が発生し、東京都足立区で震度5強でした。
首都圏では新幹線とJR在来線が一斉にストップした。
私鉄や東京メトロも運休、道路は渋滞し交通網がまひした。
夏休み最初の週末でにぎわうターミナル駅などは大混乱となりました。
64,000台のエレベータが停止するなど、都市ならではの問題点が浮き彫りとなりました。
地震に対する対策をしないといけないという声は、喉元すぎたらなんとやらで、最近ではめっきり聞かなくなりました。

平成になり、東京一極集中がどんどん進んでいます。
東京23区の湾岸エリアでは高層ビルやマンションがどんどん建てられています。
東京一人勝ちといったムードを作っています。
銀座やお台場を歩くと、まるで別の国に来たような錯覚を覚えます。
砂浜でお城を作っても、潮が満ちてきたら、波に飲み込まれてしまい、次の日には跡形も残りません。
東京の繁栄が永続できるでしょうか?
東京は江戸時代から度々、地震や火事が起きていました。
スクラップ&ビルドをしながら、今の東京へつながっています。

 

東京は世界の大都市で最も災害危険度が高い

◆ミュンヘン再保険会社(ドイツ)は、東京と横浜が世界主要50都市の中で最も災害危険度が高い都市であると評価しています。
東京は災害が起こりやすい都市なのです。

MegacityTotal risk
Tokyo-Yokohama 710
San-Francisco Bay 167
Los Angeles 100
Osaka-Kobe-Kyoto 92
Miami 45
New York 42
Hong Kong 41
London 30
Paris 25
Beijing 15
Shanghai 13
Sydney 6.0
Shingapore 3.5
Berlin 1.8
Baghdad 1.3

 

※出展:中央防災会議「首都直下地震対策専門調査会」(第1回:平成15年09月12日)資料(P39)

 

首都直下地震の想定被害

中央防災会議が想定している地震のうち、首都圏直下型地震はいくつかありますが、最も被害が大きいケースは東京湾北部地震です。
首都直下地震対策専門調査会報告書の概要 (平成17年7月)によると、東京湾北部地震 M7.3、冬18時、風速15m/s のケースで、死者:約1万1千人、経済被害額:112兆円という、膨大な被害の発生を予測しています。
日本のGDPの2割、国家予算の1年半分です。そんなお金、一体どこにあるのでしょうか?
(日本がこんな状況でも米国債は売れないでしょうし)

 

地震による経済的影響

地震により、多くの人が亡くなり、建物が破壊または焼失し、電気・ガス・水道・通信のインフラはズタズタとなる。
道路などはガレキの山でふさがってしまう。
主要道路は早い段階で使えるようになるが、被害の規模が大きいため、復興には時間がかかる。
その中で、地震による経済的な影響を見ると、こんなところではないだろうか。

(1) 個人に関連した影響
 物価高騰、所得減少、失業、住宅の確保が困難、借金増加、震災孤児の発生、病気(PTSD含む)、治安の悪化、犯罪の増加が考えられる。
その結果、東京から地方へ転居する人が増える。
 関東大震災の当時は、ラジオがなかったこともあり、正確な情報が伝わらず、デマや偏見によって殺される人も大勢出ました。

(2) 企業活動や物流への影響 
 工場や建物が破壊、焼失するため生産力がダウンする。
道路や鉄道の破壊されるため、流通速度が落ち、物流が停滞するのは避けられません。
その結果、生活必需品(水、食料、薬)を始め、多くの物資が不足する。
多くの会社が倒産したり、人減らしを行うため、失業者が大量に発生する。

(3) 金融システムへの影響
 金融システムが停止したり、決済不能な手形が大量発生する。
預金引出しのニーズが増す。
通貨を増発、手形の支払いの延期、震災手形や国債の大量発行を行うため、円安やインフレが発生する。

(4) 国や地方自治体の活動
 災害からの復興のため、歳出が増加する一方で、税金が減るため、財政は悪化する。
大量に発生するゴミの処分に苦労する。

(5) 首都機能の消失と代替
 東京に集中している情報システムが破壊されるため、復旧に時間がかかる。
銀行システムのようにセンタ設備を東京と大阪というふうに分散設置している大規模システムはそれほど多くはありません。
東京一体で広範囲な停電が何日も続いた場合、全国に被害が広がってしまう。

首都圏直下地震の場合、被害が神戸の何倍にもなります。
1923年の関東大震災と比較して、日本全体に対する東京の集中度が高くなっていることと、国も地方自治体も借金漬けになっていることから、今度大地震が起きたら100兆円以上のお金を刷ってハイパーインフレを起こすか、これ幸いに徳政令や支払い先延ばしを宣言してしまうなどして、事実上国家破産となってしまいかねません。

橘みゆき 拝

Neo-Generation.NETへ再掲載:2009/05/29 橘みゆき 拝

【関連記事】
 天災は忘れた頃にやってくる(執筆:橘みゆき) 2006年09月30日のコラム
 中央防災会議 首都直下地震対策専門調査会
 首都直下地震対策専門調査会報告書の概要 (平成17年7月)
  関東大震災80年を経ての教訓  阪神・淡路大震災教訓情報資料集 内閣府
 ●2004年10月23日 新潟県中越地震(新潟県中越大震災)M6.8 の経済的影響
※日本政策投資銀行による緊急レポート (平成16年11月)

【雑誌のバックナンバー】
科学雑誌ニュートン 2006年1月号では首都大地震についての特集(P28-P57)
科学雑誌ニュートン 2000年10月号では、ワーストケース東京壊滅巨大地震の特集(P34-P119)

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内容は、私が管理している2つのブログ「新世代どっとネット」と「兵隊よりも士官になろう」に関連した話題が中心です。

橘みゆきです。
2/27(土)05;31に沖縄本島南東沖を震源とする強い地震(M6.9)が発生し、糸満市で震度5を観測しました。また、13:30にはチリ地震(M8.8)が発生し、地震に伴う津波が、太平洋を越えて、日本に達しました。

大きな地震の発生は連鎖するケースがありますので、当面、地震に対して要警戒といったところです。

新世代どっとネットでは、地震に関するコラムを過去にいくつかあげていますし、旧連山に掲載したコラムで、まだ公開していないものもあります。
今回の地震のようなM8以上の地震が、日本にも発生する前に、1つづつ紹介していきたいと思います。

 

本コラムは、【連山】に 2007年08月23日に投稿したコラムです。
9月1日前後に掲載する予定でしたが、先日、駿河湾で震度6弱の地震が発生したため、前倒しで公開いたします。

 

【旧連山コラム】原発震災の対策
橘みゆき 2007年08月23日

 

"If it can happen, it will happen."
「起こる可能性のあることは、いつか実際に起こる。」
"Everything that can possibly go wrong will go wrong."
「うまく行かなくなりうるものは何でも、うまく行かなくなる。」
"The unexpected happens, and you'd better prepare (be ready) for it."
「いかに準備万端でも想定外の事は起こる」は、サッチャーの法則(Thatcher's Law)として、有名である。
(→元英国首相マーガレット・サッチャー)

 

前回のコラムで、大震災がまもなくやってくること、大震災の後、日本の社会は新たに生まれ変わることを書きました。
1995年の兵庫県南部地震(阪神大震災)の被害は10兆円、2004年の中越大震災の被害は3兆円でした。
首都圏直下地震では100兆円と予測されています。東京一極集中も、この地震で地方への回帰のきっかけとなるでしょう。

地震ハザードステーションで公開されている30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率の分布図(基準日2007年1月1日)を見ると、北海道の根室地方、宮城県の女川半島、東海地方から四国までの太平洋側が高い確率となっているのは、前回のコラムで紹介しました。

 

地震ハザードステーションで公開されている30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率の分布図(基準日2007年1月1日)

 

地震ハザードステーションで公開されている30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率の分布図(基準日2007年1月1日) 出展:防災科学技術研究所

 

原子力発電所の場所を日本地図に書いてみます。2つの図を比べると、日本の現状が見えてきます。

 

原子力発電所の位置

 

宮城県の女川原発、静岡県の浜岡原発、愛媛県の伊方原発について、30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率が高くなっています。
わざと危ない場所に作っているようにも見えますが、狭い日本で原子力発電所に適した土地はこのあたりにしかないということだと好意的に受け止めましょう。

震度6弱といえば、宮城県沖地震での女川原発、能登半島沖地震での志賀原発、中越沖地震での柏崎原発が受けた揺れと同水準です。
幸いなことに、チェルノブイリ原発事故やスリーマイル島の事故みたいに放射能漏れを伴う深刻な事故は発生しませんでした。
日本の原発は旧ソ連やアメリカの原発と違って、地震に強いのでしょうか?

冒頭のマーフィーの法則ではありませんが、最悪の事態を考慮すると、それを上回る事故が起こるという経験則から、大地震によって、原子力発電所が制御できなくなってしまい、大量の放射性物質が敷地の外に出てしまうというケースを考えたい。

 

大地震+原発事故=原発震災

原子力発電所の事故に対する備えと、大震災に対する備えは単独のものとしては電力会社、地方自治体、国レベルで存在します。
ですが、両方同時に起こることは想定されていません。

原発の事故が起こっても、道路や通信などのインフラが正常に動いていれば、想定したマニュアルに沿って行動できます。
さすがに大規模な放射能漏れを伴う事故の場合は、大勢の人達を避難させないといけないので、手間や時間がかかりますが、道路や鉄道は使えます。

一方、大地震が発生した場合、原発が緊急停止するなり、きちんと制御できていれば、放射能漏れがありませんから、全国から大勢の人達が復旧のために来ます。
原発事故や大地震が単独で発生した場合、万全ではないにせよ、その時点で最善の方法で、事態に対処できます。

では両方が同時に起こったら?? 東海地震、東南海地震、南海地震が同時に発生して、太平洋沿岸は津波による被害が甚大、震源地に近い浜岡原発が、同時多発に発生したトラブルにより制御不能に陥ってしまったら、さてどうなるのか??

ストップ浜岡原発のサイトで、浜岡原発がメルトダウンした場合、どのように放射能が拡散するのかのシミュレーションが掲載されています。
季節風の関係で、冬は北風が吹きますが、それ以外の季節は西からの偏西風に乗って、関東地方へ広がっていきます。

ストップ浜岡原発のサイトに、原発震災についての解説や、生き延びるための方法、原発技術者の話など掲載されているため、時間がある時に、内容をみて、自分はどうしたらよいのかを考えていただきたい。
原発事故を生き延びるどうすればいいのかを、まとめると、以下のとおりである。
細かいことについては、検索エンジンや、ストップ浜岡原発のサイトがリンクしているHPを調べると良いでしょう。

【原発震災の対策】

1.TVやラジオ、ネットでニュース速報を確認する。
 ヘリコプタからの映像が望ましい。電力会社が提供している放射線量の測定データ速報は停電や故障により提供されない可能性がある。
水蒸気による煙が原子炉の入っている建物から出ているか否かをチェック!

2.浜岡原発に近い人達(静岡県東部地域)は、できるだけ遠くに避難する。
 車は無理。
風向きを見て、原発から風下に引いた直線に対して直角の方向に逃げること。
雨が降っている場合は、室内に待機する。(黒い雨って、知ってるよな)
濡れタオルを何枚も重ねてマスクとして使うと良い。
放射能を含んだチリに接触しないよう、帽子をかぶり、ゴーグルで目を守り、手袋をする。
暑くても長袖長ズボンなどで肌を覆う。気密性が良いものがベターである。

3.浜岡原発からある程度離れている場合は、部屋に籠城する。
 数日以内に避難しないといけないかもしれないが、外に出るよりは、家にこもっていた方がいいだろう。
 (1) 放射能に汚染される前に水を大量に確保する
 (2) 食料は日持ちをするものを普段から容易する 餅は温めれば食べられる。
 (3) 外気が入ってこないように窓、換気扇に目張りをする。
 (4) 子供、女性の場合、甲状腺をヨウ素で飽和させることにより、ヨウ素131による被害を防止する。ヨウ素剤、トロロ昆布を食べよう。
 (5) 大人はビールを飲むといいらしい。
   ロシアのデマだと思うが、チェルノブイリ事故の際、ビールなどのアルコールを飲んだ男性は飲まなかった人よりもマシだったらしい。
   (本当かどうか確認する術はありませんが、情報程度で)
 (6) 外出する場合は、レインコートをかぶり、防塵マスクを用いる。濡れタオルでも半分程度に抑えられる。
 (7) 避難に備えて、最低限持っていくものをリュックに入れておく。

【お薦めの本】
「放射能で首都圏消滅 -誰も知らない震災対策-」
 著:古長谷 稔(食品と暮らしの安全基金) 三五館 (C)2006 ISBN4-88320-350-6
「原発事故 -その時、あなたは!-」
 著:瀬尾 健 風媒社 (C)1995 ISBN4-8331-1038-5

【お薦めリンク】ストップ浜岡原発のサイトでの解説がわかりやすくて良い
 原発震災が起こったら・避難の手引き
 原発放射能の基礎知識
 東海地震にヨウ素剤を!

 

チェルノブイリ事故とスリーマイル事故からの教訓

事故からの教訓
(1) 事故は思いがけないことから起こり、予想外の経過をたどる。
(2) フェイルセーフ、フールプルーフはあり得ない。
(3) 事故の際の現場担当者は、信じられないほど楽観的である。
(4) 事故の通報は遅れる。
(5) 関係者はあらゆる手を尽くして事故を秘密にする。
(6) 事故の影響は過少評価される。
(7) 経済性のためには、少々の安全は犠牲にされる。
(8) 被害者は、因果関係がはっきりしないのをいいことに切り捨てられる。

[「原発事故 -その時、あなたは!-」著:瀬尾 健 風媒社 P88-P94より]

 

私からいくつか追加します。
(9) 住民に対する避難計画は遅れる。
(10) IAEAは原発を推進する団体である。
(11) 真実は忘れた頃にこっそり公表される。
 ・・・やり切れませんね。

橘みゆき 拝

Neo-Generation.NETへ再掲載:2009/08/17、2010/02/28 橘みゆき 拝

【参考文献】
 新たな黄金時代―腐敗政治と経済混乱が新時代の革命を生む ラビ・バトラ (著)

【関連するコラム】
 「首都直下地震の被害は100兆円」 橘みゆき:2007/01/14

 「大地震が間もなくやってくる」 橘みゆき:2007/08/22

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橘みゆきです。
2/27(土)13:30に発生したチリ地震(M8.8)に伴う津波は、太平洋を越えて、日本に達しました。
今日(2/28(日)) 9:33、気象庁は、大津波警報および津波警報を発令しました。
前回のチリ地震(1960年,M9.5)では、世界各国の津波情報の共有が行われなかったこともあり、東北地方太平洋沿岸(三陸海岸)に4mの津波に多くの方が巻き込まれ、140人以上の亡くなりました。
今回のチリ地震のように、対岸の火事だと思っていたら、津波が1日かけてやってきて自分に巻き込まれるという経験は、スマトラ島沖地震みたいに、世界は1つにつながっているのだということを、改めて実感します。

新世代どっとネットでは、地震に関するコラムを過去にいくつかあげていますし、旧連山に掲載したコラムで、まだ公開していないものもあります。
今回の地震のようなM8以上の地震が、日本にも発生する前に、1つづつ紹介していきたいと思います。
今日は、昨年(2009年)8月17日に掲載したコラムを2つ掲載します。

 

本コラムは、【連山】に 2007年08月22日に投稿したコラムです。

 

【旧連山コラム】大地震が間もなくやってくる
橘みゆき 2007年08月22日

 

"If it can happen, it will happen." 「起こる可能性のあることは、いつか実際に起こる。」
"Everything that can possibly go wrong will go wrong." 「うまく行かなくなりうるものは何でも、うまく行かなくなる。」
"The unexpected happens, and you'd better prepare (be ready) for it."「いかに準備万端でも想定外の事は起こる」は、サッチャーの法則(Thatcher's Law)として、有名である。
(→元英国首相マーガレット・サッチャー)

 

日本は地震が多く発生する地域である。
世界で発生している地震の約1割が日本周辺で発生しています。
地震ハザードステーションで公開されている30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率の分布図(基準日2007年1月1日)を見ると、北海道の根室地方、宮城県の女川半島、東海地方から四国までの太平洋側が高い確率となっています。
中越沖地震が発生した新潟県はそれほど高くありませんでした。

 

地震ハザードステーションで公開されている30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率の分布図(基準日2007年1月1日)

 

地震ハザードステーションで公開されている30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率の分布図(基準日2007年1月1日) 出展:防災科学技術研究所

 

この図を見ると、東海地震、東南海地震、南海地震が30年以内に発生する確率が高いことが分かります。
これに備えて、住宅に対する耐震補強をはじめ、地震に対する備えを個人レベルから、地域レベル、自治体レベルと、実施しています。一方、M7クラスの断層が動くことで発生する首都圏直下地震が今後30年以内に発生する確率は70%と言われています。
この地震が首都圏で発生した場合、最大100兆円もの被害が発生すると予想されています。

 

首都直下地震の想定被害
中央防災会議が想定している地震のうち、首都圏直下型地震はいくつかありますが、最も被害が大きいケースは東京湾北部地震です。
首都直下地震対策専門調査会報告書の概要 (平成17年7月)によると、東京湾北部地震 M7.3、冬18時、風速15m/s のケースで、死者:約1万1千人、経済被害額:112兆円という、膨大な被害の発生を予測しています。
日本のGDPの2割、国家予算の1年半分です。そんなお金、一体どこにあるのでしょうか?

 

首都圏で大地震が発生した場合、地震の被害が広範囲に広がるため、復旧するには多くの時間、費用がかかります。
その間、治安が乱れ放題になるのか、お互いに助け合うのか。私にはわかりません。
1923年の関東大震災、第二次大戦末期における大空襲を乗り越えてきたのですから、全滅することはありませんが、現在(2007年8月)の日本とは異なる社会に生まれ変わるかもしれません。
経済アナリストの藤原直哉さんはグレイトコラボレーションを提唱しています。
21世紀は大都市よりも地方が明るい時代といったところです。
未来社会の1つのモデルといえます。
今の息苦しい世の中が一旦終わって、新しい世の中に生まれ変わることを期待したい。

橘みゆき 拝

Neo-Generation.NETへ再掲載:2009/08/17、2010/02/28 橘みゆき 拝

【参考文献】
 新たな黄金時代―腐敗政治と経済混乱が新時代の革命を生む ラビ・バトラ (著)

【関連するコラム】
 「首都直下地震の被害は100兆円」 橘みゆき:2007/01/14

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首都圏で発生している地震の震源地を表示するサイト を定期的に確認していると、2-3ヶ月くらい前に伊豆諸島で群発地震が発生していたのですが、一旦静かになって、再び1か月前に復活し、1週間位前から、伊豆半島の東沖に移動し、伊豆諸島は再び減っています。
伊東近辺海域は、数年に1度群発地震が起こる場所なので、また来たのねーという感じです。
大きな地震が1回にどーんと来るよりも、震度4以下の地震が何回も起きている方が、人が死んだり、建物が壊れたりしない分、ましだと私は思います。

12月20日(土)朝、同じサイトを確認したところ、こんどは東京湾近辺での地震が増えているような印象を受けました。この分だと、東京湾の方でも小さいながらも群発地震が起こるかもしれません
なんにせよ、首都圏直下地震が起きた場合、8月の駿河湾沖地震みたいに緊急警報速報が出てから30秒後にゆれるということにはなりません。
いきなり揺れます。そのときがきても困らないように、年末の大掃除をするついでに家具の補強をして、年末の買いだめついでに、食料の備蓄も多めにするといいでしょう。

 

【コミケ情報】

ソフトウェアにおける革命

 

 ただいま、同人誌印刷所の POPLS にて、『ソフトウェアにおける革命』を印刷しております。
コミケ77のカタログ(紙)の559ページの右下(親指の位置)に橘研究所が掲載されています。

サークルスペース:2日目の 12/30(水) 東3ホール  オ-10b

 配布予定 『ソフトウェアにおける革命』(A5版)および新聞ブログの出力例

2009/12/20 橘みゆき 拝

コミケにこれない方は、1/10(日) ComicCity大阪77 (インテックス大阪)または 2/14(日) Comitia91 (東京ビッグサイト)にも、橘研究所として参加いたしますので、そちらでも入手可能です。

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ガイガーカウンタで放射線量を測定した映像(Youtube)

 ガイガーカウンタを自費で購入し、自宅で測定した結果を情報共有している G-Watche。
全国各地で測定された結果は、0.1μSv/hrから0.2μSv/hrの範囲となってます。
石灰岩の地層がある場所や、温泉などではこれよりも高い数値となります。
これは自然界による放射線です。
大規模な原発事故が発生し、大量の放射能が周囲に漏れ、「放射能の雲」が通過すると、いつも高い数字が測定されます。
仮に10倍の 2.0μSv/hrとなった場合、音が鳴るガイガーカウンターでは、バリバリと音が鳴るので緊張するでしょう。
以下の映像では、秋田県の玉川温泉、鳥居付近で放射線測定した映像です。3.8μSv/hrが記録されています。
埼玉県所沢で、2009年08月末は、毎日がこんな感じの4μSv/hrを測定していました。
柏崎原発7号機が事故で止まってからは下がって、11月では 0.2μSvとなってます。
Googleチャットで、今日の所沢は 2.0μSv/hrです っていう発言をしたとき、この映像と同じくらいの値になります。

 

玉川温泉鳥居付近放射線測定 3.5μSv/hrレベル (Youtube)

 

放射能の雲が通過中はどれ位の数字になるのだろう。

 以下に紹介する映像では、溶接に使うタングステン電極を測定したものです。
15μSv/hr以上の数値となっていますので、日常の100倍くらいです。
かなりガイガーカウンターの音がうるさいので、びっくりするでしょうが、「放射能の雲」が通過した後は、さらに上回る数字でしょう。
まああわてないためにも、このような映像をみておいて、神経をズ太くしておくとよいでしょう。

 

身近な物の放射能測定1 15μSv/hrレベル (Youtube)

 

文字通り「日本終わった」っていうことを目の当たりにするのですが、こうなるんだと事前に知っていれば動揺しなくてもすむでしょう。

G-Wacherが、率先してパニックにならないよう、こういった映像を見て、慣れておく必要があります。
そのような映像が Youtube にアップされていましたので、紹介しました。ありがたや、ありがたや。。

2009/11/28 橘みゆき 拝

【関連するHP】
玉川温泉鳥居付近放射線測定 3.5μSv/hrレベル (Youtube)
 身近な物の放射能測定1 15μSv/hrレベル (Youtube)

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本コラムは、【連山】に 2007年08月23日に投稿したコラムです。
9月1日前後に掲載する予定でしたが、先日、駿河湾で震度6弱の地震が発生したため、前倒しで公開いたします。

 

【旧連山コラム】原発震災の対策
橘みゆき 2007年08月23日

 

"If it can happen, it will happen."
「 起こる可能性のあることは、いつか実際に起こる。」
"Everything that can possibly go wrong will go wrong."
「うまく行かなくなりうるものは何でも、うまく行かなくなる。」
"The unexpected happens, and you'd better prepare (be ready) for it."
「いかに準備万端でも想定外の事は起こる」は、サッチャーの法則(Thatcher's Law)として、有名である。
(→元英国首相マーガレット・サッチャー)

 

前回のコラムで、大震災がまもなくやってくること、大震災の後、日本の社会は新たに生まれ変わることを書きました。
1995年の兵庫県南部地震(阪神大震災)の被害は10兆円、2004年の中越大震災の被害は3兆円でした。
首都圏直下地震では100兆円と予測されています。東京一極集中も、この地震で地方への回帰のきっかけとなるでしょう。

地震ハザードステーションで公開されている30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率の分布図(基準日2007年1月1日)を見ると、北海道の根室地方、宮城県の女川半島、東海地方から四国までの太平洋側が高い確率となっているのは、前回のコラムで紹介しました。

 

地震ハザードステーションで公開されている30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率の分布図(基準日2007年1月1日)

 

地震ハザードステーションで公開されている30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率の分布図(基準日2007年1月1日) 出展:防災科学技術研究所

 

原子力発電所の場所を日本地図に書いてみます。2つの図を比べると、日本の現状が見えてきます。

 

原子力発電所の位置

 

宮城県の女川原発、静岡県の浜岡原発、愛媛県の伊方原発について、30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率が高くなっています。
わざと危ない場所に作っているようにも見えますが、狭い日本で原子力発電所に適した土地はこのあたりにしかないということだと好意的に受け止めましょう。

震度6弱といえば、宮城県沖地震での女川原発、能登半島沖地震での志賀原発、中越沖地震での柏崎原発が受けた揺れと同水準です。
幸いなことに、チェルノブイリ原発事故やスリーマイル島の事故みたいに放射能漏れを伴う深刻な事故は発生しませんでした。
日本の原発は旧ソ連やアメリカの原発と違って、地震に強いのでしょうか?

冒頭のマーフィーの法則ではありませんが、最悪の事態を考慮すると、それを上回る事故が起こるという経験則から、大地震によって、原子力発電所が制御できなくなってしまい、大量の放射性物質が敷地の外に出てしまうというケースを考えたい。

 

大地震+原発事故=原発震災

原子力発電所の事故に対する備えと、大震災に対する備えは単独のものとしては電力会社、地方自治体、国レベルで存在します。
ですが、両方同時に起こることは想定されていません。

原発の事故が起こっても、道路や通信などのインフラが正常に動いていれば、想定したマニュアルに沿って行動できます。
さすがに大規模な放射能漏れを伴う事故の場合は、大勢の人達を避難させないといけないので、手間や時間がかかりますが、道路や鉄道は使えます。

一方、大地震が発生した場合、原発が緊急停止するなり、きちんと制御できていれば、放射能漏れがありませんから、全国から大勢の人達が復旧のために来ます。
原発事故や大地震が単独で発生した場合、万全ではないにせよ、その時点で最善の方法で、事態に対処できます。

では両方が同時に起こったら?? 東海地震、東南海地震、南海地震が同時に発生して、太平洋沿岸は津波による被害が甚大、震源地に近い浜岡原発が、同時多発に発生したトラブルにより制御不能に陥ってしまったら、さてどうなるのか??

ストップ浜岡原発のサイトで、浜岡原発がメルトダウンした場合、どのように放射能が拡散するのかのシミュレーションが掲載されています。
季節風の関係で、冬は北風が吹きますが、それ以外の季節は西からの偏西風に乗って、関東地方へ広がっていきます。

ストップ浜岡原発のサイトに、原発震災についての解説や、生き延びるための方法、原発技術者の話など掲載されているため、時間がある時に、内容をみて、自分はどうしたらよいのかを考えていただきたい。
原発事故を生き延びるどうすればいいのかを、まとめると、以下のとおりである。
細かいことについては、検索エンジンや、ストップ浜岡原発のサイトがリンクしているHPを調べると良いでしょう。

【原発震災の対策】

1.TVやラジオ、ネットでニュース速報を確認する。
 ヘリコプタからの映像が望ましい。電力会社が提供している放射線量の測定データ速報は停電や故障により提供されない可能性がある。
水蒸気による煙が原子炉の入っている建物から出ているか否かをチェック!

2.浜岡原発に近い人達(静岡県東部地域)は、できるだけ遠くに避難する。
 車は無理。
風向きを見て、原発から風下に引いた直線に対して直角の方向に逃げること。
雨が降っている場合は、室内に待機する。(黒い雨って、知ってるよな)
濡れタオルを何枚も重ねてマスクとして使うと良い。
放射能を含んだチリに接触しないよう、帽子をかぶり、ゴーグルで目を守り、手袋をする。
暑くても長袖長ズボンなどで肌を覆う。気密性が良いものがベターである。

3.浜岡原発からある程度離れている場合は、部屋に籠城する。
 数日以内に避難しないといけないかもしれないが、外に出るよりは、家にこもっていた方がいいだろう。
 (1) 放射能に汚染される前に水を大量に確保する
 (2) 食料は日持ちをするものを普段から容易する 餅は温めれば食べられる。
 (3) 外気が入ってこないように窓、換気扇に目張りをする。
 (4) 子供、女性の場合、甲状腺をヨウ素で飽和させることにより、ヨウ素131による被害を防止する。ヨウ素剤、トロロ昆布を食べよう。
 (5) 大人はビールを飲むといいらしい。
   ロシアのデマだと思うが、チェルノブイリ事故の際、ビールなどのアルコールを飲んだ男性は飲まなかった人よりもマシだったらしい。
   (本当かどうか確認する術はありませんが、情報程度で)
 (6) 外出する場合は、レインコートをかぶり、防塵マスクを用いる。濡れタオルでも半分程度に抑えられる。
 (7) 避難に備えて、最低限持っていくものをリュックに入れておく。

【お薦めの本】
「放射能で首都圏消滅 -誰も知らない震災対策-」
 著:古長谷 稔(食品と暮らしの安全基金) 三五館 (C)2006 ISBN4-88320-350-6
「原発事故 -その時、あなたは!-」
 著:瀬尾 健 風媒社 (C)1995 ISBN4-8331-1038-5

【お薦めリンク】ストップ浜岡原発のサイトでの解説がわかりやすくて良い
 原発震災が起こったら・避難の手引き
 原発放射能の基礎知識
 東海地震にヨウ素剤を!

 

チェルノブイリ事故とスリーマイル事故からの教訓

事故からの教訓
(1) 事故は思いがけないことから起こり、予想外の経過をたどる。
(2) フェイルセーフ、フールプルーフはあり得ない。
(3) 事故の際の現場担当者は、信じられないほど楽観的である。
(4) 事故の通報は遅れる。
(5) 関係者はあらゆる手を尽くして事故を秘密にする。
(6) 事故の影響は過少評価される。
(7) 経済性のためには、少々の安全は犠牲にされる。
(8) 被害者は、因果関係がはっきりしないのをいいことに切り捨てられる。

[「原発事故 -その時、あなたは!-」著:瀬尾 健 風媒社 P88-P94より]

 

私からいくつか追加します。
(9) 住民に対する避難計画は遅れる。
(10) IAEAは原発を推進する団体である。
(11) 真実は忘れた頃にこっそり公表される。
 ・・・やり切れませんね。

橘みゆき 拝

Neo-Generation.NETへ再掲載:2009/08/17 橘みゆき 拝

【参考文献】
 新たな黄金時代―腐敗政治と経済混乱が新時代の革命を生む ラビ・バトラ (著)

【関連するコラム】
 「首都直下地震の被害は100兆円」 橘みゆき:2007/01/14

 「大地震が間もなくやってくる」 橘みゆき:2007/08/22

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本コラムは、【連山】に 2007年08月22日に投稿したコラムです。

 

【旧連山コラム】大地震が間もなくやってくる
橘みゆき 2007年08月22日

 

"If it can happen, it will happen." 「起こる可能性のあることは、いつか実際に起こる。」
"Everything that can possibly go wrong will go wrong." 「うまく行かなくなりうるものは何でも、うまく行かなくなる。」
"The unexpected happens, and you'd better prepare (be ready) for it."「いかに準備万端でも想定外の事は起こる」は、サッチャーの法則(Thatcher's Law)として、有名である。
(→元英国首相マーガレット・サッチャー)

 

日本は地震が多く発生する地域である。
世界で発生している地震の約1割が日本周辺で発生しています。
地震ハザードステーションで公開されている30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率の分布図(基準日2007年1月1日)を見ると、北海道の根室地方、宮城県の女川半島、東海地方から四国までの太平洋側が高い確率となっています。
中越沖地震が発生した新潟県はそれほど高くありませんでした。

 

地震ハザードステーションで公開されている30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率の分布図(基準日2007年1月1日)

 

地震ハザードステーションで公開されている30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率の分布図(基準日2007年1月1日) 出展:防災科学技術研究所

 

この図を見ると、東海地震、東南海地震、南海地震が30年以内に発生する確率が高いことが分かります。
これに備えて、住宅に対する耐震補強をはじめ、地震に対する備えを個人レベルから、地域レベル、自治体レベルと、実施しています。一方、M7クラスの断層が動くことで発生する首都圏直下地震が今後30年以内に発生する確率は70%と言われています。
この地震が首都圏で発生した場合、最大100兆円もの被害が発生すると予想されています。

 

首都直下地震の想定被害
中央防災会議が想定している地震のうち、首都圏直下型地震はいくつかありますが、最も被害が大きいケースは東京湾北部地震です。
首都直下地震対策専門調査会報告書の概要 (平成17年7月)によると、東京湾北部地震 M7.3、冬18時、風速15m/s のケースで、死者:約1万1千人、経済被害額:112兆円という、膨大な被害の発生を予測しています。
日本のGDPの2割、国家予算の1年半分です。そんなお金、一体どこにあるのでしょうか?

 

首都圏で大地震が発生した場合、地震の被害が広範囲に広がるため、復旧するには多くの時間、費用がかかります。
その間、治安が乱れ放題になるのか、お互いに助け合うのか。私にはわかりません。
1923年の関東大震災、第二次大戦末期における大空襲を乗り越えてきたのですから、全滅することはありませんが、現在(2007年8月)の日本とは異なる社会に生まれ変わるかもしれません。
経済アナリストの藤原直哉さんはグレイトコラボレーションを提唱しています。
21世紀は大都市よりも地方が明るい時代といったところです。
未来社会の1つのモデルといえます。
今の息苦しい世の中が一旦終わって、新しい世の中に生まれ変わることを期待したい。

橘みゆき 拝

Neo-Generation.NETへ再掲載:2009/08/17 橘みゆき 拝

【参考文献】
 新たな黄金時代―腐敗政治と経済混乱が新時代の革命を生む ラビ・バトラ (著)

【関連するコラム】
 「首都直下地震の被害は100兆円」 橘みゆき:2007/01/14

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駿河湾で大きな地震が発生したので、メルマガを発行しました。
今回、全文を刑し亜します。

===============================
 水素文明を生み出す士官学校ML 2009年08月11日(第090号)
===============================
<目次>
1.浜岡原発の御前崎市で震度6弱の地震発生
2。静岡県は、地震のつぎは、台風9号の大雨だ
3.おとといの東海道沖でM6.9の地震速報がおかしい

発行人の橘みゆきです。
ラジオをつけっぱなしで寝ていたら、緊急地震速報が流れたのであわてずにすみました。
それにしても、この地震は、東海大震災の前兆現象そのものだとわたしは考えています。


1.浜岡原発の御前崎市で震度6弱の地震発生

http://typhoon.yahoo.co.jp/weather/jp/earthquake/2009-08-11-05-07.html
2009年08月11日5時7分ごろ、東海地方で強い地震が発生しました。

震源地は駿河湾。北緯34.8度、東経138.5度。震源の深さは20km。
地震の規模は、マグニチュード6.6でした。
最大震度となる「震度6強」を観測したのは、静岡県伊豆市、焼津市、牧の原市、
そして、浜岡原発のある「御前崎市」でした。

幸い、浜岡原発は運転中の4号機、5号機の運転が止まりましたし、NHKで放送された浜岡原発の様子をみても、煙など出ていませんでした。
おおきな事故にならなかったのは、幸運でした。

また、この地震は、新幹線が動く前に発生したため、交通機関の被害は最小限で済みました。(なんか阪神大震災のときみたいです)

わたしは、この地震は、東海大震災につながる前兆現象の1つだと視ています。
おととい発生した東海道沖地震のように深い場所で大きな地震が起こると、周辺にひずみを開放するために、何度も地震が起こりやすくなります。

そして今回というわけですが、2-3年のスパンで、いつ本番がきてもいいような状況です。
防災用品がホームセンターとかに山積みされているうちに、必要な分量を確保しておくこととを強く勧めます。


2。静岡県は、地震のつぎは、台風9号の大雨だ

これから台風9号が東海地方、関東地方南部に接近します。
昨日から大雨が降り続いている中で、大きな地震が発生したため土砂崩れがおこりやすい状態となっています。
ふんだりけったりですが、通常、台風は地震の発生を抑制します。
大地震が発生する少し前は、震源地に吸い寄せられますが、直前は震源地を避けるように動きます。
今回のように、大地震が発生した直後に、台風が来るのは珍しい。
あの大正時代の関東大震災のときは、台風くずれの熱帯低気圧が茨城県沖にあった(ようするに通過した後)のです。


3.おとといの東海道沖でM6.9の地震速報がおかしい

http://typhoon.yahoo.co.jp/weather/jp/earthquake/2009-08-09-19-56.html

2009年08月09日19時56分ごろ、東北地方南部から東海地方にかけてやや強い地震が発生しました。

震源地は東海道南方沖。北緯33.1度、東経138.5度。震源の深さは340km。
地震の規模は、マグニチュード 6.9でした。
最大の震度となる「震度4」を観測したのは、宮城県大河原町、福島県白河市、東京都千代田区など。
深いところで発生した地震のため、近くの静岡県よりも遠くの東京都とかがゆれが強くなっています。

この地震の情報をNHK総合TVのニュースをみていたわけですが、大河ドラマがあるせいか、番組変更はなし。臨時ニュースもなし。(テロップのみ)
ここまでは、まあよい。
でも、次の点は見逃せないので、お伝えします。

いつもは地震の震源(場所、深さ、規模)と「津波のおそれはありません」という情報をずっとだしているのに、この地震を伝えるニュースでは、ちらっと出して、残りのほとんどの時間を、震度4を観測した首都圏+東北南部の地図を出して震源地の東海沖を表示されませんでした。
これって、東海海沖の震源地をかくしたかったからでしょうか?
それとも、別の意図があるのでしょうか?


4.8月23日、同人誌即売会に参加します

8月23日に東京ビッグサイトで開催する『 Comitia89 』にて、配布します!
ぜひ、みなさま来てくださいませ。

Comitia89 (2009/08/23(日) 11:00-15:00 東京ビッグサイト 西1ホール
[橘研究所] スペースNo. な15b

『教育における革命』
 著:秋月編集部 (A5、300ページ、初版の部数100)


・・・なんか、近いうちに本番の東海沖地震や首都圏沖地震が発生する
のではという懸念がふえている今日このごろです。

2009/08/11 橘みゆき 拝

=============================
メールマガジン「水素文明を生み出す士官学校ML」
発行責任者:橘みゆき
新世代どっとネット:http://neo-generation.net/blog/
士官学校ブログ:http://blog.goo.ne.jp/tachibanamiyuki/

2009年08月11日05時07分、東海地方で強い地震が発生しました。
気象庁によると、震源は駿河湾、深さ20km、地震の規模はM6.6でした。
台風9号が接近中で、大地震にあうというダブル被災という形となりました。

2009年08月11日05時07分駿河湾地震発生

 

浜岡原発がある静岡県御前崎市で、震度6弱の揺れを観測しました。
NHKの地震速報によると、運転中の浜岡原発4号機と5号機を緊急停止し、現在調査中とのこと。
浜岡原発からの映像をみた限り、煙などは出ていませんでした。

2009年08月11日05時20分浜岡原発の放射線観測ステーション

 

今回、浜岡原発周辺のモニタステーションは、きちんと動作していました。

 

8月23日、東京ビッグサイトに集まれ!

8月23日に東京ビッグサイトで開催する『 Comitia89 』にて、配布します!
新しい時代は、この本から産まれます。

 Comitia89 (2009/08/23(日) 11:00-15:00 東京ビッグサイト 西1ホール
[橘研究所] スペースNo. な15b


  『教育における革命』
    著:秋月編集部 (A5、300ページ、初版の部数100)
教育における革命(表紙)

 

2009/08/11 橘みゆき 拝

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