大陸封鎖令と海上包囲網どっちが勝つ?

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第一列島線と第二列島線

 

上海万博が来月終わり、当面の国家目標を何にするのか、とりあえず反日でいけば、多少異論があってもまとまる。上海派と北京派の権力争いに、各地の軍閥いや有力者達が加わって、チキンレースを開催している。強い国には低姿勢であっても、弱い国とみなせば、いちゃもんをつけ、どんどん要求をエスカレートするさまは、支那だけでなく国際標準である。
支那が日本に対して、強硬的な行動や発言を繰り返すときは、面子がうんぬんよりも、国内に問題があり、自己の立場を維持するため、反対派を牽制するために行っている場合が多い。
今回は、適当にひきのばして、支那の苛立ちを増やせばよかったのだが、度胸が据わった人物が首脳陣にいなかったため、強制終了してしまった。
残念だ。本当に残念である。この不始末を解消するためには、30年くらいはかかるだろう。
幕末に外国と結んだ不平等条約を改正できたのは、大英帝国と同盟を結び、日露戦争に勝利するまでの時間を要した。
ま、おきてしまったことは、仕方がないが、これに味をしめた支那はもちろん、外国勢は、「日本はおどせば無理がとおる」と学習した。

にたような出来事は歴史の中に、いくつもあるが、皇帝ナポレオン1世が1806年に制定した『大陸封鎖令』を受け、イギリスが対抗措置として『海上包囲網』をひいた事例が面白いので、歴史を振り返ってみよう。

1805年、「トラファルガーの海戦」に敗北したナポレオンはイギリス侵攻をあきらめたものの、2ヶ月後の「アウステルリッツの戦い」による勝利で、大陸における覇権を確立した。
ナポレオンの宿敵だった軍人ネルソン提督は死に、政治家小ビット首相もアウステルリッツの戦い敗北の知らせにショックを受け病死した。
いわば、皇帝ナポレオンの絶頂期に大陸封鎖令が出されたのである。

産業革命によりイギリスは世界の工場であった。フランスもイギリスよりも遅れたが産業革命が浸透していったが、品質面においてイギリスにかなわなかった。
フランスの国内産業を保護するのと、敵国イギリスに経済的ダメージを与えるため、皇帝ナポレオン1世は、欧州各国に対して、イギリスとの貿易を禁止する『大陸封鎖令』を発令した。
大陸封鎖令はフランスこそメリットがあったものの、周辺各国は、イギリスとの貿易を絶たれたため、次第に経済が低迷していった。
イギリスとの貿易に頼っているスペインや食料を輸入していたロシアは、あまり守らなかった。
そこで、むりやり言うことをきかせるために軍隊を送ったが、スペインではゲリラ活動に苦戦し、ロシアに至っては、冬将軍に大敗を喫した。

また、イギリスも大きなダメージを受けた。経済は不況となり、フランス側の私掠船が暗躍し、商船は略奪され、国内では国民の暴動が発生、英国国王ジョージ3世は精神に異常をきたし、首相スペンサー・パーシヴァルは暗殺された。
また、逆にフランスを封じ込めるために海上封鎖に出たことで、当初中立を宣言していたアメリカと利害が対立し、1812年に『米英戦争』が勃発した。「イギリス史上最も困難な局面」を迎えたのである。


ナポレオンによる大陸封鎖令による影響は、欧州だけではすまなかった。
中立国アメリカがイギリスに宣戦布告をしたからである。(米英戦争・第二次独立戦争)

風が吹くと桶屋がもうかるように、欧州で大陸封鎖令が出たら、アメリカのワシントンが炎上するのである。

結局、大陸封鎖と海上包囲、ランドパワーとシーパワーの戦いという構図になるが、長期的には海上包囲の方が勝つ。
食料やエネルギー調達を含め、全てを自国でまかなえることは不可能で、不足分を密貿易や、横流しで対応するほかなく、大陸側のメンバーが一致団結してあたることができず、どんどん海側に寝返るからである。
今回の、支那と日本の外交的対立も、長引かせれば長引かせるほど、日本側が有利だったのにもかかわらず、すぐに日本が白旗をあげてしまったので、極めて残念である。

今回の外交交渉失敗をうけて、民主党政権ではダメだということが誰の目にも明らかとなった。
いままでのリーダーがダメで、自分から辞めないで地位に固執しているのだから、新しいリーダーが、下克上でのっとるしか、日本がよくなることはない。

国会議員総取替えをしないといけないのだが、若いリーダーがそれほどいないということは、新しいリーダーとなる門が大きく開いていることを意味する。
リーダーになるには、自分が言っているだけでは無理で、多くの人から支持される必要がある。
そのために必要なのが、誰もが納得する実績である。口だけのリーダーは誰も支持しない。
イチローが大リーグで10年連続200本ヒットを達成したが、この実績は誰もが評価するだろう。
だが、イチローが日本に留まったのでは、せいぜい日本一の選手という評価だ。

若者たちよ、時代が大きく変わる400年に1回のチャンスを活かして、歴史に名を残さないか?

団塊ジュニアの希望の星:ウォンバットさん
へたれ団塊パンチ! (2010/09/25 団塊ジュニアの周回遅れ'70s/'80s開拓録)

2010/09/26 橘みゆき 拝

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このページは、橘みゆきが2010年9月26日 05:15に書いたブログ記事です。

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