サーフィンの世界 その2 波にのる

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20pymp1.jpg一般的に、「サーフィンは難しい」と言われます。
それは、大きく2つの理由があります。

1、サーフィンが楽しめるレベルになるには、ある程度の基礎体力が必要なので、肉体的な鍛錬が必要
2、波に乗っている時間がわずか数秒なので、技術を身につけるにはたくさんの波に乗る必要がある

他にもいろいろな理由がありますが、初心者がサーフィンを楽しむにはまずこの2つが大きな壁になります。
それでは、それぞれ解説していきます。

 1)基礎体力の必要

サーフボードの上に腹這いになって、手で海面を掻いて前に進むことをパドリングといいます。
クロールの手の動きに似ていますが、初心者は、ボードの上に腹這いになってバランスを取ることも難しいので、ボードから落ちないようにするだけで精いっぱいになるため、なかなか前に進みません。
パドリングで沖に向かうことをゲッティング・アウトといいますが、波が岸に向かって次々に押し寄せるのでやり過ごさなくてはなりません。
これには波の下を潜っていくテクニックが不可欠で、これは習得が難しいテクニックの一つです。
波が小さければ楽に沖にいけるのですが、そこそこ大きいと波をまともにくらい、巻かれ、いつまでたっても沖に出れないので、辛い思いをすることになります。
そのうち、体力を使い果たし、諦めてすごすごと浜辺に帰るパターンが多いです。

サーフィンの聖地はハワイですが、ワイキキでサーフィンに挑戦しようと思っている人もいるでしょう。
ワイキキは、日本のサーフポイントと違い、岸近くに波がどんどん押し寄せているわけではありません。
そのため、波を乗り越えるテクニックは必要ないのですが、ブレイク・ポイントは日本と違い岸からかなり離れています。
パドリングで10分以上かかります。
これは、初心者にはかなりきついです。沖に着いたときにはヘトヘトになってしまうので、「楽しい」と思える人は少ないのが現実のようです。




 2)技術の習得

風向き、潮の満ち引き、低気圧や高気圧の動きなどによって、海のコンディションは刻々と変わります。
当然、波の形や大きさも常に変化しています。
そのため、「同じ波は一つとしてない」と言われます。
この、フィールドが常に変わっていくのが、サーフィンの大きな特徴です。
さらに、海面は常に動き、巻き上がり、崩れた波がボードを不安定にします。
また、テイク・オフしてから乗り終わるまで、数秒しかありません。いい波なら、10秒前後乗れるでしょうか。
1回海に行くと、波に乗れる時間は、合計して1~2分あるかどうか。下手すれば、2~3本しか乗れない日もあります。そんな日は、わずか十数秒しか乗っていないことになります。

ここが、スノーボードやスケートボードなどの他の横乗り系スポーツと違う点です。
これでは、上達するには大変な時間が必要だとわかっていただけると思います。
週1回程度のサーフィンでは、初心者を脱出するのに最低1年かかると思います。
サーフィン歴2~3年でも、立つのがやっとというレベルの人もたくさんいます。



サーフィンが、想像以上にハードなスポーツだとご理解いただけたと思います。
しかし、サーフィンに夢中になる人が後を絶たないのは、どんな理由でしょうか。

一番大きいのは、「波に乗った瞬間の気持ちよさ」です。これを味わってしまうと、やめられなくなってしまいます。
すごいスピード感や爽快感、頭の中が真っ白になり身体中の細胞が目を覚ます感じです。
ドラッグに似ていると思う人もいるかもしれません。ですが、これはナチュラル・ハイなのです。
日常生活でこのような快感を味わえるのは、他にはなかなか無いです。
辛い段階を乗り越えたとき、自分にかえってくるものはとても大きいのです。


想像してみて下さい。

日本の田舎の海辺で、サーフィンを楽しむ場面を。
真っ白な浜辺があり、鬱蒼とした森があり、透きとおるきれいな水の海で、太陽の下で全身を使って波と遊ぶ。
真っ赤な夕陽を見ながら海からあがり、冷たい川の水で全身を洗う。
宿に帰り、仲間とよく冷えたビールで乾杯。地元産のおいしい魚を食べながらバカ話で盛り上がり、満腹したら明日に備えて早めに寝てしまう。
次の日は早起きして、誰もいない朝の海に入っていく・・・

シンプルで最高に楽しい、サーファーのライフスタイルです。
高級車も、タワーマンションも、イタリア製の服もいりません。





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このページは、Yasuhito Oyaが2009年8月14日 12:06に書いたブログ記事です。

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